うつ病治療者の声 克服のヒントは医者任せにしないこと

うつ病は、熱や咳など症状がわかりやすい風邪とは違って「見えない病気」だからこその治療と理解の難しさがあります。うつ病治療経験者の立場から、病気や薬の解説、そして安心して休養生活に入るための考え方まで具体的経験を踏まえて解説していきます。

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うつ病治療者の声 克服のヒントは医者任せにしないこと > 回復へのターニングポイント > 心理カウンセリンラーとの出会い

心理カウンセリンラーとの出会い

私自身、病院に通って医師と話して薬を飲んでいるだけでは、どうにも解消されないモヤモヤが常に心の中にあることを感じていました。

 

それも当然です。うつ病は決して薬のみによって回復するのではなく、むしろうつ病を引き起こした原因となる背景事情が解決されない限り、回復は難しいか、あるいは再発の可能性も持っているからです。

 

だから私はいつも、自分の心の中に鬱々と積もり積もっている「何か」を、誰かに話して少しでも軽くなれたら、と思っていました。

 

でもその相手は、医師ではなく、心理カウンセラーを想定していました。心理カウンセリングそのものは医療ではありませんが、心の病気を解決に導くためには、欠かせない専門分野だと思うからです。

 

 

そしてこれも本当に偶然の出会いでした。

 

私の住む地域では、大都市とは違い、心理カウンセリングを実施している病院または専門家というのはあまり多くありません。

 

しかも、病院で提供されている心理カウンセリングは、数週間から2~3ヶ月先まで予約でいっぱい、というような現状です。「今」カウンセリングが必要なのに、そんなに待っていられるわけがありません。

 

そこで、とにかく電話帳を開いて目にした心理カウンセラーのもとに電話をしたのです。するとカウンセラーは、穏やかに丁寧に私の話に耳を傾けてくれました。病院での診察とは、全く感触が異なりました。

 

後日、直接カウンセリングを受けにいきました。
スラッとした男性カウンセラーで、年齢は恐らく私と変わらない印象です。でも非常に穏やかな雰囲気の方でした。

 

ソファに座り、カウンセリングがスタートします。私が何から話して良いか困っていると、うまくヒントを与え言葉を引き出してくれます。

 

心理カウンセリンラーとの出会い十分話し終えたところで、今後はカウンセラーが、ホワイトボードを使いながら、私の持つ事情とうつ病の症状との関係を整理し始めました。これが非常にわかりやすく、自分の置かれている状況の悪い面ばかりではなく、うつ病というリスクを負う代わりに手にした大事なものを、再認識することになったのです。

 

不思議なのですが、話しているうちにいつの間にか、涙がどんどんとこぼれてきました。医師の診察時には全くあり得なかったことです。これが心理カウンセラーの持つ力なのでしょうか。

 

カウンセリングを終えた時には、何故だかとても心が軽くなっていました。

 

 

うつ病は、心の病だからこそ、心を扱う専門家の助けが必要です。それは精神科の医師でもあり、心理カウンセラーであると思います。私の経験では、そのどちらも欠けてはいけないように思います。医師の足りない面を心理カウンセラーが補い、心理カウンセラーでは行えないことを医師が行うのです。

 

もし、あなたがまだカウンセリングを体験していないのだとすれば、是非一度経験されてみると良いかと思います。その場合、病院に付属しているカウンセリングではなく、できるだけ心理カウンセリングを専門に行う方に依頼することをお勧めします。

 

きっと、心が軽くなるのを、感じることができると思います。

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