うつ病治療者の声 克服のヒントは医者任せにしないこと

うつ病は、熱や咳など症状がわかりやすい風邪とは違って「見えない病気」だからこその治療と理解の難しさがあります。うつ病治療経験者の立場から、病気や薬の解説、そして安心して休養生活に入るための考え方まで具体的経験を踏まえて解説していきます。

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自分に合う医師・合わない医師

医者と患者の関係は、どうしても「上下関係」のようになってしまいますよね。

 

診察時に、医者は専門知識と経験から診断を下し治療方針を決めますが、素人である患者にとってはそれに意見する術もなく、ただ医者の判断に沿うしかない、というのが通常であろうと思います。

 

 

私も、うつ病を疑って最初の病院へ行った時は、全くそんな状態でした。

 

診察室で、まともにこちらを見ることもなく、私の話に相槌を打つでもなく、時折り無愛想に質問を投げかけてくる。それは話を聞くという態度ではなく、あくまでも診断に必要な事項のみを聞ければ良い、といった感じでした。

 

私はどうも、こういう態度の医者というのは許せないタチなので、別の総合病院に行きました。

 

ですが総合病院だけに、予約して行っても1~2時間待ちは当たり前。診察室でも医師はパソコンとにらめっこ状態で、私と向かい合う体制にすらなりませんでした。前の病院より話は聞いてもらえましたが、私の言葉が医師の心に届いているとはとても思えませんでした。

 

またしても納得がいかず、次に行ったのは、地域のホームドクターを目指すクリニックです。

 

ホームドクターというだけあって、基本的にどんな病気でも診てくれます。必要があれば専門病院を紹介する、という仕組みですね。

 

自分に合う医師・合わない医師ところがここが素晴らしかった!いつ行っても患者が途切れることはないのに、医師は決して嫌な顔をすることなく、必ず親身に話を聞いてくれるのです。まるで世間話の延長みたいに。その会話の中で症状の異変・回復を嗅ぎ分け、処方に反映させていってくれました。

 

 

思うのですが、うつ病は心の病だけに、患者の背景にある病因は、その人を取り囲む人間関係や環境にあるのですから、医師は患者の話をよく聞かなければ、根本的な原因を特定し治療方針を見定めることができないはずです。

 

また、抑うつ症状というのは、患者本人が自ら訴えなければ医師には伝わらないわけですから、いかに患者の口を開くかというのが、医師の力量ともなってきます。

 

つまり、精神科の医者が横柄で患者の話もまともに聞く姿勢がない、という状態では、当然ながらまともな治療方針も立てられないわけです。

 

結果として、「この症状にはこの薬」といったマニュアル的な処方を繰り返すだけになり、患者はその薬害に苦しむことになったりもします。

 

 

もし、これを読まれているあなたが今の医師に不満を感じているなら、積極的に医者探しをするべきです。うつ病では、医師との「相性」も、決して無視はできませんよ。

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