うつ病治療者の声 克服のヒントは医者任せにしないこと

うつ病は、熱や咳など症状がわかりやすい風邪とは違って「見えない病気」だからこその治療と理解の難しさがあります。うつ病治療経験者の立場から、病気や薬の解説、そして安心して休養生活に入るための考え方まで具体的経験を踏まえて解説していきます。

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うつ病治療者の声 克服のヒントは医者任せにしないこと > 心の闇を理解する > うつ病患者は自分を追い詰める

うつ病患者は自分を追い詰める

メランコリー型と呼ばれる一般的なうつ病では、患者は強い自責の念を持つことが非常に多いです。何事も、「自分がこうしていれば…」「自分が悪いんだ」と必要以上に自分を責める傾向が強く、最終的にはリストカットや薬の過剰服薬(OD)、最悪だと自殺というケースにも発展することがあります。

 

うつ病自体が、真面目な性格の人に発症しやすい病気なのですが、真面目だからこそ自責の念にかられることも多く、その役割意識から無理をして頑張ろうとしますが、それが叶わず挫折するのです。

 

こういった仕組みは一般の人には理解されにくいため、周囲からはもっと頑張るように言われたり、注意を受けたりすることもあります。厄介なのは、言った人にとっては何気ない一言だったとしても、うつ病患者は自分の無力さや無能さを指摘されたように感じ、限度を超えるまで努力を続けようとするところです。

 

これは言わば、熱を持ったエンジンをさらに高速でふかすようなもので、いつオーバーヒートになるかもわからない危険な状態であるとも言えます。

 

 

一方、昨今目立ってきたと言われているのが、若年層に多く見られるという〔ディスチミア型〕と呼ばれるうつ病態です。

 

うつ病患者は自分を追い詰めるうつ病なのに、趣味活動や旅行など好きなことだと元気が出たり、自責の念に乏しくて何でも人のせいにしたりと、一般的なうつ病で見られる症状とはまた異なった面が見られるそうです。

 

医師との連携に関しても、積極的に診断に協力するのですが、うつ病から治りたいという意識に乏しいと言います。また、一般的なうつ病患者では周到に自殺計画を練るのに対して、ディスチミア型では衝動的に自傷行為や過剰服薬などをする傾向が顕著です。

 

病気ではあるのですが、実際、どこからが病気でどこからがその人の人間性なのか、という部分がやや曖昧でもあります。

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