うつ病治療者の声 克服のヒントは医者任せにしないこと

うつ病は、熱や咳など症状がわかりやすい風邪とは違って「見えない病気」だからこその治療と理解の難しさがあります。うつ病治療経験者の立場から、病気や薬の解説、そして安心して休養生活に入るための考え方まで具体的経験を踏まえて解説していきます。

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うつ病治療者の声 克服のヒントは医者任せにしないこと > うつ病Q&A-うつ病を知ろう > 抑うつ神経症はうつ病と違うの?

抑うつ神経症はうつ病と違うの?

「抑うつ神経症」は、医学上「うつ病」とは区別されています。

 

基本的には、憂うつ、無関心、無気力、悲観などうつ病と同様の「抑うつ症状」が見られ、うつ病との明確な境界線は非常にわかりにくい、というのが実情なんです。

 

強いストレスから脳内物質セロトニンの機能低下が起こり、それが原因となって発病するうつ病との違いがあるとすれば、抑うつ神経症では、抑うつ症状を引き起こした「理由となる明確な出来事や環境」がある、ということです。

 

愛する人の死や、離婚・別居、仕事上の大きな失敗など、うつ病の危険因子とやや重なる部分もあるのですが、何か特定の〝出来事や環境〟が抑うつ症状の引き金になっていることが非常に多いのです。

 

脳内物質セロトニンの機能云々ではない、ということですね。

 

 

一生懸命頑張ってきたことや、大事にしてきたものが、何かをきっかけに壊れてしまって抑うつ状態を引き起こしたりします。
または、自分の抱える現実に対してストレスを処理しきれなくなり、もう限界になってしまったという危険信号でもあります。

 

うつ病に比べると、その抑うつ状態は比較的軽いのですが、それでも回復までに1~2年といった期間を要することもあるのです。

 

 

抑うつ神経症はうつ病と違うの?うつ病の治療だと、減少したセロトニンの働きを補う目的で、抗うつ薬が使われますが、抑うつ神経症の場合はむしろ、患者がおかれている環境から問題因子をなくすことが重要なので、薬だけではなくカウンセリングを利用したり生活環境を整えたりすることに注目しなければいけません。

 

ところが、先ほども言った通り、「うつ病」と「抑うつ神経症」との境界は医者から見ても本人から見ても極めて曖昧なため、同じ「うつ病」としてひとくくりにした治療が行われてしまうのが現状なんです。

 

このため、抑うつ神経症の患者の場合、ダラダラと症状が慢性化したり(長期化)、一旦治ったと思ってもまた再発したりということが起こってくるのです。

 

 

「ストレス過多が原因でセロトニンが減少するうつ病」と「原因となる出来事や環境が明確な抑うつ神経症」、自分の場合はどちらに当てはまるのか、そこを見極めるには、医者を頼るだけでは難しいというのが実際のところだと思います。

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